東日本大震災から９年が経 ち、新型コロナウイルスの影響で祖父母の住む福島にも行けなくなった今年、祖父母から送られてきたブルーベリーを家族で食べながら、福島で採れたものを口にすることを躊躇した二年前との違いは何だろうと考えました。
福島と東京、放射能と未知のウイルス、当事者であることとそうでないこと。あらゆるものの境界線はとてもあやふやで不確かなものかもしれません。
実際に被災していない私は震災に対しての距離の取り方がずっと分からずにいましたが、私にとっての震災である祖父母の家での数日間の記憶を残しておければと思い映像にしました。
